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カテゴリ:ドイツの風景( 8 )

ドイツの風景 vol.8 シュタージ関連施設 その3

 9万1000人の正規職員と18万9000人の非公式協力者(IM)で組織されていたシュタージが1600万人の東ドイツ市民を監視していた総本部、旧国家保安省本部へ。政治的理由から逮捕された市民の数は25万人以上に上ると言われています。今ではシュタージ・ミュージアムとして公開されています。

 1946年、ソビエトの圧力によりドイツ共産党と社会民主党が統一されドイツ社会主義統一党(SED)が誕生します。ヴァルター・ウルブリヒト(写真左)は1960~71年に東ドイツの総督に就任。エーリッヒ・ホーネッカー(写真中央)は1971~1989年まで就任。ベルリンの壁建設に関する一連のプロセスをまとめ上げ、自由ドイツ青年同盟(FDJ)の初代代表も務めた人物です。
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 ドイツ青年同盟(FDJ)の制服。子供たちは小さいころからドイツ社会主義統一党の教育を受け、大人になると何の疑いもなくSEDへ入党していきました。
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 FDJの子供が東ドイツ軍の兵士に花を渡している様子が描かれたタペストリー。
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 子供用の雑誌の付録にも政治色の強いものが。
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 カードゲームにもゲームと思えないような絵柄が。左下には指紋の取り方みたいなものも見えます。盗聴器・監視の仕方なんかも。
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 洗脳ともいえるような方法で党員を増やし、市民を監視していった様子は異様な雰囲気です。建物の中に入ると少し気分が悪くなりそうな嫌な空気が漂っていまいた。
 
by alexander-platz | 2013-09-06 13:07 | ドイツの風景

ドイツの風景 vol.7 ベルリンの壁 資料展示施設へ

 ベルリンの壁の資料を見学するなら市内を走るUバーン(U6)に乗りコッホシュトラーセ(Kochstr)駅へ。駅を出て大通りを歩いていると壁の歴史に関する施設や野外展示を見ることが出来ます。

 チェックポイント・チャーリー・ハウスは1963年に検問所脇(西ベルリン側)に作られたベルリンの壁博物館。国境越えを行った人々の写真や映像、使われた道具などが見ることが出来ます。特に有名なのが車のエンジンルームやトランクを改造し、人一人がぎりぎり入る狭い所に隠れて国境越えをする様子。実際の車両も展示されています。他にもさまざまな手段を使って越境しようとした様子が展示されています。奥に見えるのは当時の壁。
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 チェックポイント・チャーリーは東西分断時の国境検問所。当時外国人が車か徒歩で東ベルリンに入る際に必ず通る検問所でした。現在の建物は再現したもので当時は土嚢や有刺鉄線が張られたり、戦車があったりとかなり緊張感のある現場だったようです。
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 国境付近に建てられていた看板は西ドイツ側(アメリカ・フランス・イギリス軍)から東ドイツ軍(ソ連軍)に対しての物。「アメリカの領域に侵入している。武器を所持を禁じる。規制を守ること」
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 こちらは当時の写真。看板を設置するところのようです。
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 以前ベルリンの壁が存在していたところに残されているプレート。街中の道路など気を付けて見ているといたるところにあります。
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 平和とか自由とか普段当たり前のことも、当時のベルリンでは壁一枚で遮られていたのかと思うと悲しい出来事です。
 
by alexander-platz | 2013-09-05 20:37 | ドイツの風景

ドイツの風景 vol.6 ベルリンの壁 イーストサイド・ギャラリー

 1989年11月、東西を分裂するベルリンの壁が崩壊しました。20年以上たった今でも「ベルリンの壁」の形跡は街のいたる所で見ることができます。

 東駅(オスト・バーンホフ)の駅前にある「イースト・サイドギャラリー」が残されている壁の中では一番長い壁でしょうか。ベルリンの壁崩壊直後のプロジェクトで、1316メートルの壁に24か国118人のアーティストによるペイントが施されています。(壁崩壊から20周年を機に修復が行われました)

 イーストサイド・ギャラリー
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 旅のガイドブックにも載っている、観光客が一番訪れる「ベルリンの壁」
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 東ドイツのホーネッカー書記長(右)と旧ソ連のブルジネフ書記長(左)の『兄弟のキス』。これは社会主義国の指導者同士が交わすもので、両国間の親密さと信頼を表すものだったようです。
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 東ドイツの国産車・トラバントが壁を突き破っている絵柄
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 個人的にはアーティストによるペイントはあまり・・・です。完成度の高いものもありますが、中には壁や平和といったテーマが全く見えない物まであります。もう少しアーティストの厳選をするべきだったのは、ありのままを残してくれていた方がよかったと思います。

 しかし、街中にはもっとリアルなベルリンの壁が残っています。イーストサイド・ギャラリーもいいですがモニュメント化されていない本物を見ることをお勧めしたいです。
by alexander-platz | 2013-08-16 12:56 | ドイツの風景

ドイツの風景 vol.5 東ドイツ・シュタージ関連施設 その2

 国家保安省・シュタージ、拘置所の中へ。
この場所は第二次世界大戦後、ソ連軍のドイツ市民に対する拘置施設として使用されていました。当時はナチスの協力者が拘留されていました。
 煉瓦造りの外観は当時のまま、重苦しい雰囲気です。
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 重厚な鉄製の扉が並び、地下にある収容施設はひんやりとしていました。
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 ほとんど光も入らずトイレだけが設置されている独房。
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 独房の中はとても暗い。
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 のぞき窓から内部を。(写真上とは別室です)
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 今でこそ一般市民が自由に見学できる施設になっていますが当時ここに収容された人にとってはとても複雑だと思います。ツアーガイドの中には実際に収容された経験を持つ方もいるそうです。遠い昔の話ではなく最近まで実際にあった出来事だと思うと軽いノリでは見学できません。

 他のシュタージ関連施設はまたの機会に紹介したいと思います。
by alexander-platz | 2013-07-17 12:43 | ドイツの風景

ドイツの風景 vol.4 東ドイツ・シュタージ関連施設へ

 まず始めにシュタージとは何か簡単にではありますが説明したいと思います。

 シュタージ (国家公安局)とは東ドイツ時代(1940年代後半から1989年)に存在した秘密警察です。第二次世界大戦後、敗戦国となったドイツは戦勝国であるアメリカ・イギリス・フランスが統治する西ドイツと旧ソビエトが統治する東ドイツとに分断させられました。

 西ドイツはアメリカや他の国の支援・政策もあり比較的自由に発展を遂げ裕福な国へとなっていきます。一方東ドイツは共産主義国であった旧ソビエトの政策のもと不自由で不便な国へとなっていきます。ベルリンの壁が建設される以前(1961年以前)、東ドイツ(東ベルリン)国民の中には給料の良い西ドイツ(西ベルリン)にある職場へ働きに行く人が多くいました。

 東ドイツとしては貴重な労働力を隣国に取られ、同時に民主主義的思想を持ち返られる。厄介な問題へと発展していきます。そこで建設されたのが『ベルリンの壁』というわけです。(ベルリンの壁についてはまたの機会に)

 当然、東ドイツ国民からは不満の声が上がります。昨日まで働いていた職場に行くことも、昨日まで仲良くおしゃべりしていた友人にも自由に会うことが出来なくなったからです。壁を乗り越えて逃げ出す人、車のトランクに隠れて逃げる人など簡単には流失を止められません。

 東ドイツから逃走しようとする者、国に対して不満を言う者、反政治的な活動をする者この様な危険人物を監視・盗聴し、時には逮捕・拘留していたのがシュタージです。1600万人の東ドイツ国民に対し、9万1000人の正規職員と18万9000人の非公式協力者からなるシュタージが市民を監視し政治的理由から逮捕された市民の数は25万人にも上ると言われています。

 下の写真はシュタージ拘置所(今は記念館)です。

高い塀と監視塔
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窓には鉄格子や有刺鉄線
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拘置所に入る正面入り口
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壁には監視カメラ
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 今回はここまで、本当に細かく説明しようとするととても長くなりますので少しずつ紹介していきたいと思います。

 「善き人のためのソナタ」
2006年公開の映画。1984年、東西冷戦下のベルリンを舞台に国家保安省シュタージの実情を描いた作品。
 
by alexander-platz | 2013-07-09 16:07 | ドイツの風景

ドイツ風景 vol.3 ベルリン・ブランデンブルグ門

 ブランデンブルグ門(Brandenburger Tor)
みなさん一度は見たことありませんか?東西冷戦のシンボルとも言える場所です。「1989年11月9日、ベルリンの壁が崩壊した」というニュースとともに映し出された映像には壁によじ登り喜んでいる人々、壁をツルハシのようなもので破壊している人々、そしてその後ろに建つブランデンブルグ門。当時13歳だった自分にはわけが分からなかったのですが、ただ何となく何かのエネルギーは感じてました。

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 今ではすっかり観光地。ベルリナー・ベアーや東西ドイツの軍服を着た兵士とそろって記念撮影ができます。パフォーマンスをしている人も沢山います。観光地を自分の知識みたいに話すのなんか感じ悪いので後はガイドブックとかで見てくださいね。

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 若い女の子達にも大人気。握手したり、ハグしたり。これで高額給料だったら最高。   

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 タバコ吸いながらちょっと休憩中。暑くて大変なのは分かるのですが、もう少しプロ意識を持ってほしいところです。子供たちも周りに沢山いたし、女の子達にしたら中身オジサンのクマに抱き付いてただけだし「返せ~」みたいな声が聞こえてきそうでこっちがヒヤヒヤする。左の全身緑色に塗ってる人も「ブロンズ像のように動かない」っていうパフォーマンスしてるのにクマとしゃべってるし。これがドイツ版のゆるキャラか。 

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 立ち尽くす。普通に仕事再開してたけどちょっと人の流れは途絶えてましたね、自分のせいだけど。でも、被るとやっぱり可愛いな。中身オジサンだけど。


 6月16日(日)有楽町・大江戸骨董市に出店します。『出店シュケジュール』にて詳細説明していますのでもしよかったら見てください。
by alexander-platz | 2013-06-14 02:55 | ドイツの風景

ドイツの風景 vol.2 ドレスデンの蚤の市

 ドレスデンの蚤の市へはベルリンからバスを乗り継いで2時間30分ほどで到着。この日は前日雨が降っていたのでお店の数は少なめです。
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こんなものまで売り物です。このバイクがほんとにかっこよかった。
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 一日の終わり、歩いて駅に向かう途中の景色。電線が蜘蛛の巣のように張り巡らされ綺麗でした。
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 ドレスデンで夕食を食べるときはいつも駅構内にあるこのお店で。ワンプレート約8ユーロぐらいでとり放題。
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 メニューはパスタやサラダ、前菜、お肉など様々。目の前のキッチンで作っているので出来立てを温かいうちに食べることが出来ます。ホテルでいつも出来合いのものを食べているのでこれはとても嬉しいです。

 食べたいものがありすぎていつもお皿いっぱいですが、周りを見渡すとみなさん上品に盛り付けていてちょっと恥ずかしくなります。
by alexander-platz | 2013-01-24 20:23 | ドイツの風景

ドイツの風景 vol.1 ミュンヘンの「普通の」街並み

 海外に行くと観光地や歴史的な建造物でもなんでもない普通の景色でさえよく見えてきます。

 外国人のかたに日本人の見た目のイメージについて聞いてみると「カメラ」と「メガネ」という答えが返ってくるそうです。メガネはよく分かりませんが。どこでもカメラを構えて写真を撮ってしまうのは見慣れないものはもちろん、普通のものですら真新しいものに見えてきてしまうからしょうがないです。

                                  街なかの交差点
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                            宿泊したホテルからの眺め
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                      マーケットで香辛料を売る綺麗な女性             
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 普通の基準が高すぎて旅行中はもう何が何だかわからなくなります。でも、帰ってきて「なんでこの写真撮ろうと思ったんだっけ?」っていうものが多すぎてそこで初めて気づきます。
by alexander-platz | 2012-12-27 14:09 | ドイツの風景

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